請求(解約)方法-かんぽの場合
生命保険の請求方法はそれぞれの会社ごとに違います。
以前と比べると、かなりハードルは下がったとはいうものの、保険を請求するご本人の高齢化、核家族化の影響でやりやすくなったとはお世辞にも言えないことも事実です。
今回は簡保生命保険について解説します。
ご存じのように、私たちにはお馴染みの郵便局の保険です。学資保険ではお世話になった方も多いのではないでしょうか。その中の生命保険について、その請求方法をご説明します。
かんぽ生命保険の必要書類
死亡保険金を受け取るために必要な書類
1)請求書
2)被保険者の住民票
3)受取人の戸籍抄本
4)受取人の印鑑証明
5)医師の死亡診断書または死体検案書
6)保険証券
必要書類は以上です。
これをハードルが高いか、低いかは、皆さんが今まで生きてきた中で、市役所に行き慣れているか、抄本、住民票を取り慣れているかということかもしれませんが、人生において取り慣れている方は、そう多くはありません。いずれにせよ、一度は市役所に行かなければ、どうにもなりません。
それじゃ、先を見越して動けなくなる前に取っておけばいいかというと、書類には有効期限(3か月以内のもの、半年以内のもの)がありますので、そうは問屋が卸しません。あくまでも事が起こってからのことになります。
かんぽ医療保険の必要書類
これとは別にかんぽの医療保険に関しては、若干ハードルは低くなっています。
2023年3月20日から入院保険金・手術保険金のご請求が簡単になりました。
「医療機関から有料で発行される入院・手術証明書(診断書)に代えて医療機関発行の領収書や診療明細書をご準備いただくことで、かんぽ生命所定の入院・手術事情書(PDF/616KB) でのご請求が可能になりました。
かんぽ生命ではいつでもどこでも無料でお手続きができるインターネットでのご請求をおすすめしています。」とあります。
これはかなり有効だと思います。医療機関に証明書を依頼しないで済みます。つまり無料だということ。ここも書いてありますが、お金がかからず、出向く手間もないということです。ですから、入院、手術での領収書、診察明細書は大事に取っておきましょう。
診察明細書?
【診察明細書とは】
診療明細書とは、医療機関が無料で全患者に発行する、診療内容や検査、処方箋薬剤などを記した書類です。会計時に必ずこの「診察明細書」なるものを(A4版)もらっているのはご存じのことと思います-----これも大事にとっておかなければいけないものです。
今回はかんぽ生命の説明でした。